梅雨があけましたー!
今年の梅雨はよく降りました。
うちの実家の近くの川も今までにないくらい水が増えてました。
そんな雨も上がって、今日は一転、めちゃめちゃ暑い。
これから、しばらく暑い暑い夏が続きます。
さて。遅ればせながらですが、麦茶試験の結果です。
実験方法はこちら
水出し麦茶ってどうよ 実践編A
http://lovelykin-kin.seesaa.net/article/156334487.html
まず、麦茶の菌数の変移を見てみます。
1.麦茶パック投入直後

菌数は検出限界以下(<10CFU/ml)
つまり、麦茶の作り立てはほぼ菌はいないということです。
そして、このまま冷蔵庫にいれます。
2.作って10時間経過後の麦茶(冷蔵庫保存)

1.6×10の3乗CFU/ml
出来上がった麦茶です。
この時点ですでに菌が出てきつつあります。
3.作って約24時間経過後の麦茶(冷蔵庫保存)

測定不能(泣)
作った麦茶を冷蔵庫に24時間おいておいただけなのにこの惨状。
冷蔵庫内でもかなり増えるのね。
そして、10時間冷蔵庫に保存した麦茶をおもむろに水筒に注ぎます。
4.注ぎたての麦茶(10時間冷蔵保存後)

6.6×10の3乗CFU/ml
麦茶用のポットから水筒に注いだ時点で増えてる。
=水筒、微生物汚染されてますね。
そして、そうとはしらず、それを持って仕事に行ってもらいます。
で、帰ってきた後の麦茶もサンプリング
5.仕事後の麦茶(10時間冷蔵保存+12時間水筒内保存)

測定不能(泣)
ちょっとこれ見たら、呑めない。
(結論)
水出し麦茶は、冷蔵庫内で水に抽出している間にも
結構菌数が増えることが分かりました。
やはり、加熱工程がないので、初菌を叩くことが困難だからなのかも。
それにしても、一晩で3乗か。結構早いなあ。
で、微生物源として一番怪しいのは、水筒&ポット内のおだおだ。
そのふき取り試験の結果も見てみました。
生物か。無生物か。
今その結果が判明します!
A ポット内おだおだ

これね。

測定不能!
残念! 生物でしたー!
芽胞菌とかでてるし。結構いろんな菌種のものがいてお花畑化してます。
B 水筒内の壁面(そこはかとなくぬるぬる)

測定不能!
こちらも生物です。
そして、菌数も結構出ています。
ポットよりもこちらの方が切実な問題のようです。
C スポンジで水筒内をこすり洗いした後の壁面(つるつる)
このぬるぬるをスポンジで落としたものがこちら。

おおっ!
かなり劇的に減ってます!
物理洗浄万歳!
でも、やっぱりちょっと残ってますね。
というわけで、結論
@麦茶のおだおだは微生物なので、発生したら麦茶の菌数は劇的に上がることを覚悟する必要あり。
A冷蔵保存でも侮るなかれ。菌はそれなりに増殖します。
B水筒はもっと侮るなかれ。1日持って歩いていたら、保冷しているといえども菌は増えます。
ということでした。
ただまあ、だからと言ってお腹を壊す事態には陥ってはいないんですが、
水出し麦茶を微生物学的に管理するのは結構大変そうです。
そもそも、微生物学的に心配だという方ははなから沸騰させて麦茶作ってるよね(笑)
とりあえず、水出しをやめればある程度は解決する問題もありそうなのですが
どこまでも無精者の私は、水出し麦茶の簡便性は捨てがたい。
そして、わがままなことに、水出し麦茶のまま、もう少し菌数が少ない麦茶が飲みたい。
というわけで、追加試験をしてみることにしました。
おだおだを物理的に除去しただけで、結構菌数が落ちたのだから
それを殺菌してやれば、初菌をかなり落とすことができる→菌数を減らすことができる
のではないか。と。
1.麦茶パック自体の菌数を確認
2.ポット&水筒を殺菌したうえで同様の試験を行い、どれくらいの菌数がでるかを確認。
3. 一応、お湯だしした場合の菌数も確認。
また、結果をお知らせしますので、好ご期待。


を確認したら、過酸化水素で洗うことにします。
にゃぢの水のみも結構おだおだ。
水だし麦茶もう飲めないwww
うちも水出しだよ〜
同じように水筒でもっていってるよ
違うのは
@煮沸した湯を入れる
Aポット、水筒は入れ替え時に毎日洗浄している
追加実験で沸騰した湯を入れた場合の菌数を
よろしく((;゚Д゚)ガクガクブルブルww
ところで使っている水は水道水ですか?というのも水道水に含まれる塩素は効かないのかなぁ?と思ったものですから。
正しい水道水なら、そこそこ効いてくれますが、初発がおおきすぎるのかも。
ちなみに、タンニンを含む緑茶系の飲料はタンニンが微生物制御をしてくれるので、管理が楽です。 しかし麦茶や雑穀茶は、タンニンを期待できないので、殺菌条件を強くしたり、賞味期限を短くしたり、冷蔵専用品として売ったり。
飲料各社苦労しておられますです。
緑茶での試験結果を期待したい です。
「お湯だしした場合の菌数」も待っています!
おだおだはスケールだと思って放置してたんですが、確かに塩素入れたら消えてました・・・BFだったんだね。オットごめん。
クーラーの検査結果もブルブルでした。
週末は掃除しなきゃっっ。
簡単なのにおいしいですよ!!
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20090708
ガッテン流麦茶は最初にお湯をかけるんですけど、
これで多少殺菌になりそうな気がします。
もしよかったらガッテン流麦茶でも調べてもらえたら!
コメントありがとうございます。
おだおだ、ありましたか。
生物ですので、お見知りおきを(笑)
物理洗浄だけでも結構落ちます。
>ゆっきーさん
コメントありがとうございます。
水出し、予想してたけど結構でるもんだね〜
特に、水筒がひどかった。
旦那はあれを飲んでるかと思ったら、少々申し訳ない。
今度、徹底殺菌して同じ試験してみるからまた見てみてちょ〜
>らっふぁさん
コメントありがとうございます。
お茶の種類によってもたぶん結構違うと思います。
カテキンが多い緑茶とか、ヘルシアとかどうなんだろうと思っちゃいますね。
コメントありがとうございます。
今回の試験では水道水を用いています。
濃度は測ってないですが、1〜2ppm前後の残留塩素ではないかと思います。
推測ですが、麦茶の有機物成分で失活してるんじゃないかと思います。
>zl2pgjさん
コメントありがとうございます。
やっぱり緑茶はいいんですね。
以前どこかの飲料メーカーの方が
緑茶の中に入れるタンニンやカテキンの量で
おいしさと抗菌効果を両立させるのが難しいようなことを言ってました。
緑茶は必ず煮出すので、その点でも微生物学的にはいい気がします。
>微生物学者様
コメントありがとうございます。
今回の試験では、出た菌が悪いかいいかまではわかりません。
なかなかそこまで試験するのは難しいのが現状です。
コメントありがとうございました。
今回の試験は、一般生菌数といって
ある培地に生えるいろんな菌の数を数えています。
これがいったい何かを調べるのは、ここからさらに
選択培地やら確定試験やら遺伝子解析やらをすると
わかるのですが、そこまで手が回りません(泣)
>KOMA-DEKOさん
コメントありがとうございます。
今回の試験でいろんなことが判明したので
第二段、第三段をやろうと思ってます。
その際に、煮出しもやろうと思ってますので、また見てくださいね。
>ちかちゃん
そうなの。バイオフォルムだったの。
そうかな〜とは思ってたけど、やっぱりそうでした。
特に水筒は、温度が高くなりがちだから気をつけてあげてください。
私も気をつけます(笑)
コメントありがとうございました。
ガッテン麦茶…
めちゃおいしそう!
一通り試験が終わったら、我が家もガッテン麦茶に変えようかしら。
そして、試験をしようかしら。
いい情報ありがとうございます。
おにぎり実験の時もそうでしたが、こうやって目に見える形で出されると今後どうするか考えちゃいますね。
我が家でおにぎり作るときはラップです(笑)塩かけてなかったし心配になって素手やめました。
今回の実験ですが、容器内のおだおだが無くなれば時間経過後の菌数もかなり減りますよね?そう思いたいんです(笑)
我が家で使用していたプラスチック製容器には、標準寒天培地上でみるコロニーそっくりのあれが出来ていました。そして直線状に連なってだんだん小さくなっていってるし・・・。
今使用しているガラス製の容器にはおだおだは発生していません。洗った後もつるつるしています。職場に持参しているTHERMOSの側面も同様です。これには大量の菌がいないことを願いたいです。
moako家の冷蔵庫は何度設定でしょうか?冷蔵庫に温度調節機能が付いてるんですが3度以下ならもっと菌数抑えられますかね?
次回の結果に期待!
元ページも前はあったのですが、
見つけられなかったので。
曖昧模糊は
http://www.microbes.jp/aimai/aimai.html
北里大学の衛生学部の田口教授のサイトで90年代には北里大学のwebにくっついていましたが無くなりました。
おあしたことは無いのですが、北里の畜産学科卒業をいいことに、散々業務上の質問をさせていただきました。
丁寧にお答えいただいたことを覚えております。
イグノーベル賞受賞されたんですねぇ。
サイキンのオハナシと同じくらい微生物ネタの楽しいサイトです。 皆さまもどうぞ。
北里関係者のなかで北里のサイトを
紹介してしまったようですね。ヤボでした。
本当は、実験方法とかグラフも書いてある、
たしか薬剤師会?のそのページを紹介したかったです。
コメントありがとうございます。
私としては、おだおだが微生物源となり、
麦茶の成分が有機物源となり菌数が増えるんではないかと予想しています。
有機物源=麦茶自体を断つことは麦茶を飲む以上出来ないので、微生物源を断ってなんとかできないかなぁと思ってます。
また、UPしたら見てくださいね。
>ピロリの飼い主さん & zl2pgj さん
コメントありがとうございます。
今回の記事の元となった2006年の麦茶の記事を書く際に、引用させてもらいました。
これかな??
http://www.cityfujisawa.ne.jp/~yaku/SUITO.htm
ありがとうございます。
次回の実験も期待していますが、水筒と、ポットの殺菌は、どのように行うのか気になります。
あまり時間がかかるものだと、実際毎日続かないと思いますし。。。
ちなみに私事ですが、水筒やお弁当箱は使用前に必ず熱湯を掛けたり、ためたりしてます。
殺菌とまではいかないと思いますが、この方法でどのくらい菌が減るか、調べていただきたけたらうれしいです。
あと、ペッドボトルの中のお茶の経時的な細菌数の増加などもどうなるんでしょうね?
合ってた。よかったです♪
>まりママさん
コメントありがとうございます。
実際、家でやるとなると、ハイタ―か熱湯か
ってところになると思います。
コメントを読ませていただくと、熱湯派が結構多いなあと思ってます。
熱湯は十分にかけないと熱湯に強い菌だけが残ったことがあります(スポンジの除菌でですが)。
同じことがハイタ―にも言えるとは思いますけどね。
また、実験の続きを見ていただければ嬉しいです。
入ってるんですが・・・
煮出してるんで大丈夫かなと思いつつ・・・
大変、勉強になりましたm(__)m
豆屋.comさんの通販で買ってるの
『玄ハト麦茶』っていうのなんですけど、
自然食品系でも関係ないですよね?
常温派なのでちょっと気を付けます。。。
コメントありがとうございます。
お返事が遅くなりすみません。
菌数は、自然派でもあまり変わらないと予想しております。
ただ、別に害のある菌が付いているわけではないので、よっぽどのことがない限りおなか壊したりすることはないと思いますので、ご安心を♪
汚濁のことでしょうか。
コメントありがとうございます。
すみません、おだおだ分からないですよね。
麦茶をボトルに入れておくと、下の方にたまってくる沈殿物というかスライムというか、そういう奴のことを「おだおだ」と言ってました。
造語です。スミマセン(笑)
そういえば実家の麦茶はそんなのがあった様な気がします。
ちなみに自分は子供の頃夏場にサルモネラでやられた事があり、この時期はどうも過剰になってしまいます。